菊芋摂るなら朝!
の11日中芋(粉末)の摂取は一日の血糖値上昇を抑制
この「時間栄養学」研究の第一人者である早稲田大学の柴田教授から、菊芋(※1)に関する次のような報告が届きました。
朝食前に菊芋(粉末5g)を摂取した場合、朝食後だけでなく昼食後、夕食後の血糖値の上昇も穏やかになり、夕食前に菊芋(粉末5g)を摂った場合には翌日の朝食後、昼食後の血糖値上昇への影響は小さいことが分かった。
この結果について柴田教授の研究チームは、朝食前に菊芋を摂取すると「セカンドミール効果」(※2)で二食目以降の食後血糖値の上昇を抑えられるとし、夕食前に菊芋を摂取した場合は二食目までの時間が長いことから「セカンドミール効果」が小さいのだろう、としています。
(※1)菊芋には水溶性食物繊維「イヌリン」が多く含まれています。「イヌリン」は血糖値の上昇を抑制する食品機能成分です。
(※2)「セカンドミール効果」とは、一日の初め(朝食)に血糖値の上昇を抑える食事を摂ると、二食目(セカンドミール)の後の血糖値の上昇も抑制される効果のこと。
一日のスタートは菊芋から
健康効果のある食べ方として「ベジファースト(食事の最初に野菜を食べる) 」が常識となりつつありますが、「ファーストミール(一日の最初の食事)で食後血糖値上昇を抑える」という意味でも、食事の「ファースト」が重要だということが分かってきました。
一日の最初の食事の最初に菊芋を食べる
これを毎日の食習慣にしてみませんか。
~「生」よりも乾燥菊芋がいい~
研究では菊芋の乾燥チップを粉末にしたものが使用されました。
年間を通してしっかりイヌリンを摂るためには、乾燥菊芋(粉末や粉末から作った錠剤等)がおすすめです。